素材の美しさを纏う、石壁と無垢の平屋
延床面積 | 118.02㎡ (35.7坪)
「いつかは自分たちの家を持ちたい」——そんな想いをきっかけに、住まいについて考え始めたK様ご夫妻。
設計に携わる仕事の経験を持つご主人と、「今の暮らしを大きく変えず、落ち着いて過ごせる住まいがいい」と考えていた奥様の想いは、自然と戸建てという選択へ。
SNSで知った完成見学会で体感した檜の香りや空間の心地よさが、そのイメージを確かなものにしたそう。
「第一印象は檜の香りでした」と奥様。将来を見据えた平屋という選択と理想的な土地との出会いが重なり、谷川建設での家づくりが始まった。
石目調の壁面をアクセントに据えた外観、平屋ならではの水平ラインを強調した落ち着きある佇まい。植栽と格子を配したセンターゾーンが、プライバシーと開放感を両立する。
白と明るい木目でまとめた清潔感あふれる玄関。
入って左側のシューズボックス上部には繊細なスプーンカットを施し、間接照明が柔らかな陰影を演出。右側には大容量のシューズクロークを備え、意匠性と機能性を美しく両立させ常にすっきりとした空間に。
玄関から一歩足を踏み入れると、檜のリブ天井が印象的な開放感あふれるLDKが広がる。折り上げ天井に沿って配した間接照明が、無垢材の美しい木肌をやさしく照らし、テラスの外壁と連続性を持たせたテレビ背面のアクセントタイルが、空間に奥行きを演出。
石の表情と檜の温もりが調和する、平屋らしい伸びやかなリビングに。
リビングからフラットにつながる中庭。
室内の檜の天井から軒天へと続く木調の意匠が、内と外を緩やかにつなぐ。
リビングの一角に設けた小上がりの和室は、家族が自然と集う安らぎの場。
腰掛けやすい高さで、ベンチのように使える心地よさも魅力。
畳と檜の温もりが調和し、視線がキッチンやテラスへと抜けることで、家族の気配を感じる空間に。
LDK全体を見渡せる位置に配したキッチンは、住まいの中心となる空間。
リビングや中庭、和室へと視線がつながり、家族との距離感を心地よく保つ。
調理・配膳・片付けがスムーズに行える動線計画に加え、キッチン奥には大容量のパントリーを配置。
素材や色味を空間全体と統一し、主張しすぎない美しさと高い機能性を兼ね備えた。
キッチン右奥には、クリアグレーのガラス扉で緩やかに仕切った水回り空間を配置。
透明感のある扉が空間のつながりを保ちながら、生活感を程よく抑える。
キッチンから洗面・脱衣室へ直線的につながる動線で家事効率も向上。
凛とした石壁の佇まいと、檜や無垢材のやさしさに包まれる室内。その「動」と「静」が美しく調和するこの住まいについて、「外観はレイヤー感のある表情にしてもらえて、とても気に入っています」とご主人。奥様も「11人集まっても狭さを感じなかったのは、内と外が自然につながっているから」と振り返ります。
さらに「無垢の床は想像以上に温かく、夏も心地いいですね」と、その住み心地を実感。
そんな家族の時間を丁寧に重ねていく暮らしが、この平屋で穏やかに続いています。