勾配天井が映える、穏やかな平屋
延床面積 | 105.36㎡ (31.9坪)
長崎県
結露やカビに悩まされた賃貸での暮らしが、M様ご夫妻のお家づくりのきっかけに。
「冬になると毎朝、窓がびっしょりで。暖房を入れるほど結露がひどくなるのが本当にストレスでした」と奥様。住まいを見直そうと考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが、仕事を通じて以前からつながりのあった谷川建設だったそう。
展示場で体感した檜の香りと澄んだ空気感に、「この心地よさなら毎日気持ちよく暮らせそう」と実感したとのこと。
「自分たちでゼロから考えるよりも、『プロの発想を注文する』という感覚でした」とご主人。
設計は9割ほどお任せし、勾配天井やダクトレールなども設計士の提案で実現。
「わがままを言っても『いいですね』と背中を押してくれる。その安心感が、迷わず進めた理由でした」。
重厚感ある外壁と、低く構えた大屋根が美しいコントラストを描く外観。
深く出した軒と木目調の軒裏が陰影に表情を与え、日差しや雨を和らげながら住まう人をやさしく迎え入れる品格ある佇まい。
壁面のストーン調タイルのクールな質感と、チェスナット床のナチュラルな温もりが美しく調和する玄関ホール。
スリット窓から差し込むやわらかな光が、それぞれの素材感をさりげなく引き立てる。
リビングに入ると、勾配天井と檜のリブ天井が伸びやかに広がる開放的な空間が広がる。
石目調の壁とチェスナットの床が、木の温もりと心地よいコントラストを生み出し、空間に奥行きを演出。大開口から差し込む光が勾配天井に沿って移ろい、時間とともに表情を変える、上質で穏やかな住空間に。
LDKの中心に据えたペニンシュラ型キッチンは、空間をつなぐ核となる存在。
視線の先には家族が寛ぐ風景が広がり、機能性と木の温もりが調和する、心地よい日常を支えるキッチンに。
キッチン裏に集約した水まわりは、機能と意匠が美しく調和する空間。洗面コーナーには、深みのあるグリーン系タイルが上質なアクセントに。
奥へ続くランドリールームでは、檜の小幅板張り天井が心地よい香りと調湿性をもたらす。
洗う・干す・しまうを最短距離でつなぐ回遊動線が、平屋ならではの快適な家事効率と、暮らしの質を高める。
リビングの伸びやかな空気感とは趣を変え、寝室には重厚感あるアカシアを採用。
一面に施したグリーンの珪藻土壁が、やわらかな陰影と調湿性をもたらし、自然素材ならではの穏やかな呼吸が心身を静かに整える、安らぎの眠りの空間に。
書斎スペースは、床と造作の棚、デスクまでをウォルナットで統一。明るめのクロスが空間を程よく引き締め、静かに集中できる、日々の仕事や読書に心地よく寄り添います。
夜、静かな住宅街にやわらかな灯りをともすM様邸。
これからも日々の喧騒から自然と心をほどき、穏やかで豊かな毎日を育てていく、そんな暮らしが続いていくことでしょう。