檜天井と小上がり和室が織りなす平屋
延床面積 | 101.85㎡ (30.8坪)
家づくりのきっかけは、「周りの友人が家を建て始めた」という奥様の何気ない気づきから。
以前の賃貸住宅は設備や広さに不満はなく、「その快適さが基準になっていた」と奥様。だからこそ、ストレス解消ではなく“今よりも心地よい暮らしを目指したい”という前向きな想いが出発点に。
住宅展示場を巡る中で「木の家がいい」という方向性がご夫婦で一致し、その中で谷川建設の住まいに自然と惹きつけられるものがあったそう。檜の香りや無垢材の質感、そして押しつけのない担当者の姿勢に、「ここなら任せられる」と感じたことが、家づくりを進める決め手となったそう。
ベージュトーンの外壁に、端正な切妻屋根。
落ち着いた色味と整ったフォルムが、やさしく品のある佇まいを描く外観。
夕暮れ時には、格子越しの灯りがアプローチに美しい影を落とす。
黒のアイアン手すりが全体を引き締め、昼とは表情を変えた静かな光と陰影が、住まう人の確かな審美眼を物語る印象深い夕景。
邸宅の顔となる玄関ホールは、素材の対比が映える洗練された空間。
チェスナットの床に、職人の手仕事が息づく塗り壁が寄り添い、光を受けて刻々と表情を変える陰影が上質な空間に。
リビングに足を踏み入れると、折り上げ天井に沿って檜のリブ天井がダイナミックに広がる。
窓からたっぷりと差し込む陽光に加え、LDKを包み込むコの字型の檜のリブ天井に仕込んだ間接照明が、木の質感をやさしく照らし出し、ぬくもりあふれる奥行きのある空間を演出。
リビングの一角に設えた小上がりの和室。
畳のやわらかな質感が空間に落ち着きを添え、リビングとつながりながらも、一段高い目線と「天井の棲み分け」によって、平屋の中に静けさを宿す“離れ”のような存在に。
中庭から差し込むやわらかな光が地窓を通して畳を照らし、日常に穏やかなリズムをもたらす。
LDK空間の中心を成すのは、奥様憧れの黒のキッチン。
天井には檜のリブ天井が清々しく広がり、背面の家電も黒で統一することで空間全体を引き締めるアクセントに。
木の温もりの中に、端正なコントラストが際立つ、洗練されたキッチンに。
このキッチンは、美しさだけでなく動線にも配慮。
玄関から直接アクセスでき、ファミリークローゼットやランドリー、パントリーへとスムーズにつながる。買い物帰りも最短動線で収納でき、ご夫婦が並んで作業できるゆとりが、日々の家事を心地よく支える。
キッチンの背後には、奥様お気に入りの白でまとめた、洗面・ランドリースペースが広がる。
上部に設けた明かり取り窓から注ぐやわらかな自然光が空間を明るく包み込み、清潔感のある佇まいに。
メープル無垢材の造作棚が温もりを添え、最短動線でつながる水回りが、日々の家事を軽やかに支える。
主寝室の奥に、そっと設えられた1.5帖の書斎。
限られた空間にメープルのL字型カウンターを配し、テラスからのやわらかな光が手元を照らす。
主寝室と緩やかにつながる配置が、日常から切り替わる静かな集中の時間に。